君は僕と同じだね - かわいくて斬れない
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君は僕と同じだね

心療中を二週分溜めて一気見するという贅沢。実は心療中は一時間番組だったんだよ!!(な、なんだってー)
見るまでは覚悟が要るのに、いざ見始めると食い入るように見てしまいそこから抜け出せなくなるのがこのドラマであります。
という訳で7話・8話まとめて感想書きたいと思いまーす7話の感想から書きたいと思いまーすヒャッホー

というかですね、8話見た後感想書く為にもう一度7話見たら何これめっちゃつらいんですけど。めっちゃつらいんですけど。
もう完全に8話を見た後という前提で7話の話をしていきますがね。
二回目の登場、ウチの家族めっちゃ仲良しなんですよー自慢の少年。
しばらくじっと無言で対面し、時計を見て意味ありげに視線を送ってくる天間に「何か言ってくださいよお! たまには先生から話し掛けてくれてもいいじゃないですか」と音を上げる光君。
「この診療室では、話す人は光君なんです。私は聞く人なんです」と返す天間に、「まあそういう役割は、どこでもあるかもしれないけどさあ。先生、人の話ばっかり聞いてて嫌になんないの? どうせ皆そんな事言っても仕方ない愚痴とか、人にはどうしようも出来ない問題とか悩みを持ってくる訳でしょ」
そんな光君の質問に流石天間先生、「光君は嫌になるんですか? 誰かの仕方ない愚痴とか、自分ではどうする事も出来ない悩みとか問題とか…持ってこられたりするんですね?」と切れ味鋭い質問返し。
一度事情を知って、光少年の抱えたものを知った後に天間先生の質問聞くとイヤアアアアらめえええええってなりますね。

役割はどこにでもある…そう家族間でも。でもそれが嫌になる事もあるでしょう、先生。

知った後では重すぎる問いです。そうなんです、嫌だったんですよ。その事は、それ自体はいけない事じゃないでしょう?という、血を吐くような切実な問いです。
ここで「そうですね」と言ってしまうのは簡単なんです。実際仕方のない事だから。でも彼が求めているのは痛みを和らげる甘い言葉ではなく、現実を乗り切る為の苦い薬なんです。肯定でも否定でもなく、疑問でしかその薬の効果は得られない。患部に到達する前に止まってしまうから。
そうして核心に触れるまでは、ひたすら「質問に質問で返さないで」「そんな話がしたいんじゃない」とか自分を守る為に攻撃心を剥き出しにする相手へ辛抱強く問い続けなければならない。傷を開いていかなければならない。
これが目に見える外傷ならそんな事は言われないでしょう。手術しないと治らない傷に「何故腹を切るんだ」と憤慨する人間は今の時代中々居ません。そうする事が有効であるという事を、教育や情報により信じる事が出来ているからです。
それでも少し前は「殺す気か」派が主流でした。JINとか、あるいはDr.コトーの世界ですね。有効であると信じる事が出来ていないからです。
そういう点で、目に見えないこうした精神的な事象における治療というものが、普遍的な信頼を得る事は未来永劫無いのかもしれませんね。別個の信頼を、両極に一個体ずつしか繋がらない線の関係性一つ一つにおいて築いていく事しか正道は無いのかもしれません。

「まあ…そうしないと生きていかれない人も、居るかもしれないしね!」
グサァ…(「分かってたんだそんな事」という暗に潜んだ意味合いを受信してダメージ)
「ねえ、先生。あの、誰かの事を完全に理解する事って、できるんですか」
「誰かとは?」
「うーん…誰でも。他人でも…家族でも…っ自分の事でもさ!」
「光君は、どう思いますか?」
「…理解なんて…そんな事絶対出来る訳ないよ。どんなに話しても、話聞いてもらっても。結局、何もわかんないんだと思う」
そしてこの後「どうしてそう思うんですか」と問いかけられてから始まる、一見するとどうでもいいエピソードのように思える「すごく怒っているのに自分が何に怒っているのか分からなくなっちゃうのよ、と言うおかしな母親の話」。
これは結局、「あの時はすごく腹が立っていた、怒っていた」「でも振り返ると何故あんなに怒っていたのか分からない」「何故自分はあんな事をしてしまったのか、分からない」「自分の事も分からないのに、家族の事なんて分かる筈もなかった」という罪悪感と自虐に続いているんだろうと。
そしてその話のシメを「要するに、ウチでは~大した問題がない、って事だったと思うんだけど!」とまとめるこの…!このやるせなさ!
今となって振り返ってみれば思い出の中のどんな場面も仲が良かったんだと思える。チビなパシリ扱いの兄もヒステリックで理不尽な母親も、それに逆らえないでいた自分も大した問題じゃなかった。
なのに、どうして。
そういう煩悶に繋がってるのかなって。思うんですけど。(どこかイキイキした表情で)
それまで凄く怒っていたのにずっと待っていた電話に出る時簡単に声音を変えて話す母親をどう感じたか、という質問に対する「誰だ…こいつ」って引いた言い方も、内心に酷く暗く激しい感情を抱えながら演技していた自分への軽蔑の言葉なのか。
なんで怒ってるのに平気で電話に出れるの、という自分の問いに母親が答えたという「当たり前でしょう。本当の自分なんて見せたら、みんなビックリしちゃうじゃない」というやりとりも結局はエピソードを利用した自問自答…本意とも言えない何気ない中途半端な行動が大惨事になってしまった事で自分の本当の意思がどうだったのか分からなくなり、自分の内面を見せようとしたのがいけなかったんだそんな事をしたら碌な事にならないんだという恐怖から来る戒めであるのか。
「光君は、自分の本性を誰かに見せたいと思いますか?」
「どうだろう。見たいかなあ?自分の本性なんて」
誰かに見せたいと思うか、と聞いているのに自分は見たいかどうかという話に摩り替わっている違和感。光君の場合自己の内心の把握と、外から他己として推測された自己の内心の「理解している」とそれぞれが自覚する度合いの構図が、逆転しているのですね。
「あーでも、兄ちゃんは見た…って言ってた」
「お兄さんが?自分の本性を?」
「あのー事故の時。箱根の坂飛ばしてて、ブレーキ踏み損ねた時。僕の本性を見た、って」
「お兄さんが見たのは、光君の本性ですか?」
「えっ? …なんで? 兄ちゃんの、自分の本性に決まってるじゃん」
ひええ…それ触っちゃアカンやつや…(指の隙間から覗き見ながら)
流れる沈黙、微笑んだ天間先生は「お兄さんは? その後は、いかがですか」と方向転換。しかし関係ない方向に転換と見せかけてその方向は着実に地獄行きなのであった。流石だぜDr.テンマッ!
「変わって…ないです。やっぱり、不便だよね。首から下…まったく動かないんじゃ」
グサグサグサァッ(内心を想像してダメージ)
「あーでも、人間には自然に治る力があるから…なんかのきっかけにうんと良くなる事もあるって。だから別に、絶望してる訳とかじゃないんだけどね(ニコッ)」
ぐああああああーーー!!!(バリィィィン)
基本ニコッとして話すのがもうね。君その笑顔に一体MPいくつ消費すると思ってんの!

あとは診療室に訪れた発端である代行セックスの彼女が、一連の悲劇に関係あるのかどうかですね。ペットボトルを置いてしまったその行動の動因に関係があるのか?あるんだろうなあ。はああ。
そして天間先生のフラッシュバック。大分ピースが揃って来ました。
これは8話の感想で改めて触れます。温泉連れて行くための免許取ったと得意げに言う光君とのセッションを終え、親御さんに電話をかける先生。あら珍しい何よ何よと思いましたが、天間先生GJ過ぎますね。優秀ってレベルじゃねえ。

続いては天間先生と対面はしなかったものの、ブランケットを返しに訪れたミュージシャン。
診療室の前で遊ぶ天間ジュニアを発見し会話する。箱庭療法の素材自作して遊ぶ子供とかwwwしかも砂場とか作っちゃって本格的wwwなんか作ってるやつ赤いしwwwwおませさんですね(ドン引き)
「心療はもういいんだ? それ返しに来ただけ?」
「…ウチの親父はがめついからさ。勘違いして先生強請ったり…これ以上迷惑かけたくないから」
親父ホンマもんのドクズやないか(真顔)
天間先生の周りには危険がいっぱいですね☆気をつけてねホント☆美形だし☆(えっ関係ないですよねそれ)

最後訪れたのは一話目以来の自称双子の女の子、海原美風ちゃん。
予告で驚かされた眼帯は痣隠しだった模様。Oh…
この子は天間先生を頼ってるというか、距離が近いというか、好意が比較的分かりやすいというかストレートなので(どんだけ言い換えるのよ)見ていて萌えます。
しかし深読みする所が無いだけにあまり語るところがない。素直にかわいそう。
「折角こうして来てくれているのだから、今回は貴方の話をしましょう」と言われた時の嬉しそうな顔がかわいいです。
寒い、と言われた時の、またフラッシュバック。あの場所へ行ったのは寒い時期だったのですね。
ハッとして、一度素になりブランケットをかけてあげる天間。
付き合ってあげてほしい、と再三言われ、先生なら守ってくれる気がするから、という言葉に「何から守ればいいですか?」と静かに尋ねる。
そして守秘義務を確認した後、「先生、逃げないで」と前置きして、戸惑う天間に見せるあまりにも痛ましい腹部の大きな痣。
沈痛な表情を浮かべた後、何も言わず立ち上がったかと思うと無言でまたブランケットをその肩にかける天間先生の対応テラ紳士。
好きなんです、何度も別れようとしたけど…こういう事するけど、した後すごい反省してる…後悔して、すごく優しくなってくれるから、悪いのは私だから!と涙を流す彼女に「おまそれDVの典型や共依存や」と言ってしまう事は簡単ですが、そんなのは何の解決にもならない。
首を振り痛ましそうに苦悩した後、顔を上げて「ミナミさんが…同じ事をされたら嫌なんですね。それが怖くてここに来た…」と問いかける天間先生の声音の優しさがパないです。
この後の二人のやりとりの魅力は文章ではとても表現しきれない。
誰にも言わないでと言われ「しかし、今回のような場合は通報義務もあります…! 暴力がエスカレートして取り返しがつかない事になったら私は一生後悔します!」と必死で訴える天間に、やめてね!先生どっちにしても責任とれないんだから!先生は何も出来ないのただの分析医なんだから!黙って話を聞いてくれればいいの!と、こちらも必死で拒否する美風ちゃん。
泣きそうに潤んで、真摯で靡きたくなるようなオーラ全開で説得していた目が、その言葉に呆然と伏せられて真っ黒なレイプ目になるこの落差。一貫してどこか泣きそうでありながらこの表情の豊かさはすごい。
そしてその傷ついた表情に言い過ぎたと思ったのか、「でもね…知ってると思うけど、誰にも言えない事を話せる場所があるだけで…、すごく救われる人も居るんだよ」という優しい言葉を言ってくれる美風ちゃん。ええ子やないか…
その言葉を聞いた天間先生の目が完全に子犬。それアラフォーがティーンに向ける眼差しやないで。
苦悩するように口元を擦る天間。「帰ります」と立ち上がる美風ちゃんに慌てて立ち上がる。
「私の連絡先は分かりますよね。24時間、いつでも連絡をください…それまで、私は通報はしません」
「ありがとう先生」
不安げに追いすがっているのは天間の方です。
「いつでも…ここに来てください。…お願いですから…、気を付けてください」
必死に言い募る天間に微笑んで、出て行く美風ちゃん。
扉の閉まる音に顔を歪め、首を振り俯く天間。
そんな事しか言えないのか、と自分の無力さを噛み締めているのが手に取るようにわかります。言えないんですよね。天間に出来る事はそれしかない。受け止めるだけで、自分の意思で作用する事など出来ず。自分には誰も救えないのかと悩み続ける。
はあーやるせなーいかわいそおおおおお///^^///(私はそういうのが好きです)

続きまして8話。
こんなパパがお花に水をやりながら「いってらっしゃい」と見送ってくれるというのに文句言っちゃダメですよぉ娘さん(そういう問題ではない)
そして始まる光君とのセッションですが。
もー固唾を飲んで見守るしかない。ある程度種明かしに入るセッションはこれが初めてのような気がする。でもとにかく、このセッション全体の完成度が素晴らしい。
表面上は軽いものの、追い詰められ「時間がないから正直に答えて」と言う光君に「分かりました」とこちらも笑顔で応じてからの、天間先生が淡々と追想する母親との思い出が強烈で、そしてそれから続く更に強烈な、これまた淡々と語られる事故の真相。
触れられたくない部分を開示したが故に訪れた相手からの開示。
あともう一押しという所で時間が来て、「時間だよ」と帰り支度を始める光君。
「先生、来週もまた、先生の秘密聞かせてくれる?」という言葉に、「秘密なんてありませんよ」と少し苦しく笑って流そうとする天間。
「自分の母親が死にたがってるのに、手を貸した事とか。もっと聞きたいんです。その人が死ぬのをわかっててもー…見て見ぬ振りをして、何もしないのも、殺人罪…なんですよね」
笑顔で突き刺してくる言葉に、吐息で笑って言い返します。
「あの時私が十四歳でしたら、不真正不作為犯に相当していたかもしれませんが…私は十歳でした」
「僕は、十八」
すぐに無理して笑ったまま言って、「やっぱり…自首するしか…ないかな」と続けるのにハッと我に返り「光君…」と動揺する天間。
ここ、きっとあの中二野郎にネチネチ攻撃されまくって激昂してしまった経験が無ければ、思わず言い訳してしまう事も無かったと思うんですよね。ちょっとしたトラウマになってしまっているのではないかと。しかし相手は彼ではない。表面上は笑顔でも、こちらではなく自分で自分を傷付けている、本当は優しい筈の少年だった。
「先生…一緒に警察行ってもらえますか」
気丈に振舞って言う光に、立ち上がって「その前に、もう一つ事情を聞かせて貰いたいんですが」とハッキリ問いを投げる天間。
「ペットボトルを拾わなかった時に、事故のことをどのくらい予測していましたか」
「…………まったく」
ウワアアアアアアアアアアアーーーーー!!!!!
「だから…マンガみたいだ、って思いました…」
あああああああああああああーーーー!!
「どんだけ運悪いんだよって……」
わああああああああああああーーーーーー;;;;;;;;;
ああ…あ…あああ…orz
めそめそ…
マジ鬱…心療中マジで鬱……………たまらない……(私はこういうのが好きです)

「もし光君が罪を償いたいのなら、その必要は無いからです」って言葉的にも、作為的にペットボトルを置いた筈がない事は、これまでのセッションで天間先生は分かっていたんですよね。
延々繰り返された家族自慢は、現実逃避。抱えたクッションは耐え切れない不安と虚飾をしているストレスの現れ。
いやーやりきれない。やっちまったなマジで。どうしようもねえ。この後帰る時天間先生はどうやって光君を見送ったんでしょうか。お茶でも一杯ごちそうしてあげてよ…悲しすぎるからさ…
しかし光君もまだ開示していない部分、何故親は兄の面倒を見ないのかとか彼女の問題とかがありますが、天間先生も母親のドライブの話は序の口で、まだまだ隠してる事いっぱいって感じですね。
それでも分かった事はこの話だけでも随分ありますが。離婚しているという事、引き取られたのは母方の方で母子家庭となっていた事、母親は病んでいてそれに付き合っていた事、小学生の時亡くなっている事。
明らかになればなるほど中二野郎の掘った部分は地雷だったという事が分かりますね。森のビジョンと直接関連のない電話のフラッシュバック、母親が死んだ原因は父親にあるのでは?
DV彼氏も中二野郎の可能性である事が濃厚だし、やはりあいつがラスボスなのか…うわぁ…^q^
まあそれは置いといて、気になるのは前回の七話に、ある程度繋がりを持って出てきたフラッシュバックの風景です。
車を運転する人の手元、手を引かれ、森を進み、そして自分に伸びてくる手。
この車の話から見ても、前後関係的にあの手は母親なのかなと思うのですが。
「どうして先生は死ななかったの?…人って、中々死なないんだよね」という言葉に「分かりません。でも、母はその時に亡くなってしまいました。他の車を巻き込まなかったのは、不幸中の幸いでした」と返しています。
「母は長い間病んでいましたから。苦しくてどうしようもなかったんだと思います。私を道連れにしようと思ったのは、ひとりきりにしてしまうのが可哀想で不憫に思ったのか…それか、いつもの突発的な衝動だったのか」
車を使い、心中をしようとしていたのだと。
しかしそれなら車で辿り着いた先の森で、首を絞めようと伸ばされる手のビジョンと話が食い違います。
「何となく予期していた」から「折角の誘いを断り続けていた」のに出かけたのは何故なのか?
「そういう事が何度もあったので」はふらふらと運転が危うくなる事か、危険なドライブ自体の事か?
本当にこれはあった事なのでしょうか。これは天間が光君の話を引き出しやすいように、また本当の事を言わないようにアレンジされた話なのではないでしょうか。
事故は本当に起こったんでしょうか?
もしかしたら、心中ではなかったのでは?
「いつものように多すぎる鎮痛剤で」という言葉の通りそれは明確に事故を意図して服用されたものではなく、結果的にそうなっているだけで、積極的な心中の意図など母親にはなかった。幼い了だけが森の奥深くで、殺される筈だったのでは?
母親にとって自分は要らない子供であるという事実を突き付けられる前に、存在を殺される前に一緒に死ねたらと、そう願いながら危うい母の手元を祈るように助手席で見つめ、生と死の間に揺れながらそれが振り切れる時を待っていたのでは?
しかし叶わず、森の奥へと手を繋いで歩いて行き、そして自分に伸ばされる手が、そして何らかの事態により了が生き残り、母親が死んだその事件が、誰にも言えずに記憶の底で凝り続けている了の風景の正体なのでは?
そんな憶測という名の妄想をしてしまいました。妄想と呼ぶにはあまりにも悪趣味ですけどね(はにかんだ笑顔)
これから尺的にもこれまで積み上げてきたセッションの種明かしラッシュが始まるのかと思うともうドキがムネムネです。面白すぎ!

そして深山先生とこのアダルティカウンセリングです。
のっけから娘と連絡がつかない、という事で何やら慌ただしい天間夫妻。
娘について説明する了の深山先生に向ける視線が、ことごとく「どう思いますか?」と問いかけるような色をしているのが上手いなあと。
深山先生に対しても、香苗に対しても、自分の発言によって相手の反応を見ようとして試している感じがします。一方的に自分の思う事を言うだけではただデータを与えるだけにしかならないから、相手の言葉を代弁するという形式を言い切りの形で取る事によって相手は何かしら修正する為に口を出してくる事になり、自分を出さざるを得なくなる。したたかであり、周到です。それだけこの二人を信じれてないという事でもある。
娘が絵に書いた優等生というか、週四でボランティアとは初めて出る情報ですが。相変わらず奥さんの発言はいちいち面白いですね。初めは自分がそういうボランティアをやっていて、若年層にも拡大しようという事になって…と自分の事をまず話し、娘が褒められている事を…ソーシャルwwwwワーカーねってwwwwwww(突然飛び出した横文字に耐え切れなかった様子)
娘の学校での様子を話しただけで、「ちょっと待って何でそんな事知ってるの」「貴方いつも父親参観には欠席だったじゃない」と過剰反応。
繋がった娘との通話に手を差し出す夫へ全く電話替わらないし、私の方が娘の気持ちを分かっているという態度といい、奥さんは娘が仕事を邪魔した際「仕事があるから、子供のことは基本そっちに任せてるだろ」と言う了に不満を抱いていた様子の割に了に子育てに干渉される事もまた受け入れられないようですね。
あの時もどっちかというと奥さん自身が仕事があるからと主張する了に腹を立てた上でのあてつけの「まかせるわ」だった気がするので、結局子育ては自分がやるというプライドがあるのかな。
というか我が強いんでしょうね結局。なんで娘さんはパパに「お父さんは偽善者」とか言っちゃったのかなー?それママの方に言って欲しいんだけどなー?^^(=苦手なタイプ)
通話中の「見られている」と警戒するようなアイコンタクトも緊張感あっていいですね。やはりこの二人アダルティ。
娘と話させて貰えなくて、「先生は、何故今なのかという事を聞きたがっているんだと思うよ」と自分から核心へ。
心当たりがあるの、この問を提起したのは貴方よ、と言われ、黙り込む了に香苗が別居か離婚届か、と言うと「違うよ!」と過剰に反応してしまう正直な了ちゃん。案外可愛いとこ、あるよね…(キュン)
これが深山先生の手なんだ、言葉巧みに自分の思う通りの言葉を言わせようとしてるんだよ、そんなに自分のスキルを見せつけたいんですか、と沈黙から一転、深山先生を攻撃し出す了。
了が分析医として臨むカウンセリングでもしょっちゅう見る光景です。結局こうして分析医を攻撃するのは必要なプロセスなんでしょうね。逆転移とか言いますし。
自分が危機に陥る、つまり心の殻を剥がされかかっているから威嚇する訳で、攻撃的になるのはそれだけ良いとこまで来てるって事なんでしょう。
しかし、「香苗の心に土足で入ってかき乱すのはやめてくださいよ」の後に「それは僕の心だけで十分満足したんじゃないんですか」と続け、「そんな事されて、立ち直るのにどれだけ掛かったか…」と言う了に「いい加減にして」と制止する香苗。
「私をダシにしないで!」と荷物をまとめて立ち上がります。おま…あと少しでおま…
「ここに来るって事は、こういう事だって何となく分かってたけど! 了も、美木子先生も! 二人の間にそんなわだかまりがあって、ちゃんとした精神分析が出来るのかどうか疑問です!」
おま…
「ごめんなさい…智花が無事だっただけで、私はもういいんです…」
……ッ(無言で床を叩く)
ダシにっておま…何となくわかってたけどっておま…夫の過去とか色々、知ろうという意識を持った事がまさかこの女無いのか…!?(とうとうこの女呼ばわり)
結局自分ばっかりやないか!自分が蚊帳の外にされるのが耐えられないだけやないか!何で来たん!自分から参加したいって押しかけてきたんとちゃうん!もおおおおお!!(思わず関西弁)
そら娘もグレるわ。屈折したファザコンになるわ。つーかこの後「多分…今朝…離婚届を見られたんです」と了が吐露しますが、書く前あんだけ見つかりにくい場所に隠してあった離婚届を書いた途端見つかりやすい所に放置してたとか考えにくいんですけど。あの娘、父親の仕事スペース定期的に漁ったりしてんじゃないの?家庭内ストーキングなんじゃないの?勘弁してくれよ!

全部お互い分かっているように香苗が居なくなった途端落ち着く二人の関係が何だか良いですね。やっちまった…って感じの了と気遣うような先生。
「書いてみただけですよ。どんな気持ちになるかって…」
「どんな気持ちになったの?」
「…今日来た患者と同じですよ」
厳しい顔をする深山先生。
「多分…あの子は虐待されてるんでしょうね」
うう…
「兄が事故に遭ったらいい気味だってペットボトル置きっぱなしにした…」
ううう……
「ほんの…ほんの仕返しのつもりだったんですよ。……でも…事故は本当に起きてしまった……」
声の揺れ具合が完璧です…。
ここからの台詞と声と表情は見ていて本当にしんみりします。
きっと了は誰かの心の形を借りる事でしか、自分の心を表せない人なんでしょうね。
誰の事も信じず、誰からも離れているようで、誰かと居なければ居られない。心を保てない。他者に向けた鏡の裏側を、誰よりも自分自身が見る事が出来ない。
昔深山先生に暴かれ、立ち直るのに大分掛かったというのはやはり過去に関する事でしょうね。しかし最後の吐露に、静かに問を投げかける様子では、結局その昔のセッションでも核心には触れなかったのでしょう。触れる前に逃げ出したのが七年目の音信不通の原因なのでしょうか。

どうなるんでしょう、どうなればいいんでしょう天間先生は。過去も気になりすぎるしとにかく面白すぎる。
ていうか天間先生美しすぎ。最後の涙美しすぎ。(大事なことなので)
こらキッツいわあ~というドラマですがそういうの大好きな方、悶々と考えるのが大好きなドM&ドSの方に本当におすすめしたいドラマです。両方の気持ちが満たされると思うなぁ^^
既にクランクアップをしたとの事ですが、「最高のドラマでした」というシンプルかつ文字通り最高の言葉をインタビューに対し答えた吾郎さん。きっと最後までぎっちり濃く、方向性は全く見当がつかないにしろ緻密に何らかの完成形を提示してくるんだろうなと今から結末が待ち遠しいです。
天間先生に救いがあると…いいな!
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