流れ星最終回感想 - かわいくて斬れない
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流れ星最終回感想

あけましておめでとうございます!年またぎから紅白→CDTVという幸せすぎるコンボを決められて、2011年はいい年になるなあと思えました。SMAPさんハードなスケジュールの中歌い踊ってくださってどうもありがとうございます。
そして吾郎さんが美しすぎてもう吾郎さんが映ってる間一度も瞬きしてないと思います。今年もそのビジュアルキープ…いやむしろ向上する勢いでよろしくお願いします。

という訳で、ギリギリ二週間経つ前に流れ星最終回の感想を上げたいと思います!
毎週月曜の楽しみでした…ウッ…
十話というキリのいい話数で、とても丁寧に綺麗にまとめられた素敵なドラマでした。好きなドラマだと迷わず言える良いドラマです。
その中で吾郎さん演じる修一は、綺麗なドラマに話題性と強い印象、そして何とも言えない余韻を添付して非常~に変わったキャラに仕上がりました。
関係ないですが、吾郎さんって自分は憑依型じゃないって言ってますけどかなりの憑依型だと思うんですよ。いや、「切り替えられるから」とか言ってたんで言葉の捉え方が違うだけだと思うんですが。
憑依型かそうじゃないかって、「役に入り込んでなりきる」か「役を自分にシンクロさせて引き寄せる」かっていう区分だと解釈してました。それでいくと吾郎さんはバリバリ前者だなって。
だって例えば同じ部屋に殿や修一、黒木舜や椿一、夏目君や鏡、嵯峨先生や金田一、清明や衛その他諸々が居ると想像してそれが成立するんですよ。お互いが会話しても全く被らない程キャラが確立している。すげーなと思います。まあそれだけ個性が強烈な役が多いという事でもあると思うんですが…(笑)
今回の役も新境地新境地と言われてますが、全く違う自分になるという点ではいつだって新境地な役者さんだと思います。でもあまりにも自然で中々気付きにくい。私も見てる間は「すげえ全くの別人じゃん」とかいちいち思って見てませんもん。役そのものですもん。
その点悪役というのはギャップが大きく、本人との差異がとても目立つ。悪役がオイシイと言われる所以でしょうね。そして吾郎さんは、たとえ常軌を逸した悪役でもそれを個性を持った一人の人間として映像の中に確立させられる役者さんだと思うのです。台本に書いてあるから殺したり騙したり銃持って警察署に立てこもったりするのではなく、その役がそういう行動をとる人間だからそうしている。フリだけではない、実際に刃物持たせたら振り回しそうなリアルさ。それがただの悪役ではない、「魅力的な悪役」を演じられる役者として今評価されている要因なのかなぁと。
あとは浮かべる表情の絶妙さと…やっぱ見た目かな(笑)

そんな吾郎さんの2010年を締めくくる役、槇原修一。
前回9話では弱くて脆くて今にも壊れそうな修一という人間を本当に素晴らしい芝居で魅せ、そして最後の病室と予告での行動でええええマジかよという衝撃を残していきました。もうホントとる行動とる行動予想の斜め上過ぎる。でも理解出来ない訳じゃないんですよね。吾郎さんの演技がそこに説得力を持たせてるんですよ。
で、今回は前回の続き、マリアの病室からスタート。
もう心の支えだった妹も、それを奪った男への復讐も失って、全てのキッカケである梨沙の肝臓を奪ったマリアの首に取り憑かれたように手をかけようとする修一。
しかしマリアが身動きして、ただの『存在』から『生きている人間』だという事に気付きハッとして去ろうとする。
この人は根っからの悪人なんかじゃなく、ただ視野の狭い子供なだけなんですね。
だから気付くまでは自分の行動を何とも思わないけど、気付いてしまえば自分で自分の行動に傷付く。
「記者の人?」マリアに呼び止められて、静かな表情で振り向く修一。
「ええ、そうですけど」もう最近はこの無表情が痛々しいです。きっと心の中はズタボロなんだろうなって思う。

何でも訊いてください、というマリアに、ちょっと投げやりに健吾と梨沙の事を訊く修一。マリアの答えに、やってらんねーって感じで思わず笑います。
「何でそんなに誇らしげなの?」
いい台詞だなあと思いました。健吾たち家族側のエゴを、一言でよく表した疑問。妹の肝臓も気持ちも奪い、ましてや開き直って自分が正義のような顔をしている家族。
修一からしてみれば信じられない外道に見えるかもしれませんね。でも、次の言葉でそういう視点が崩れ去ります。
「お兄ちゃんが、私の為にしてくれた事だから」
どこか虚を突かれたような顔をする修一。
「仲良しなんだね」という声の静かさが何とも言えません。
きょうだいは?と訊かれ「いるよ。妹がね」
「小さい頃は泣いてばかりいてね。…僕がいないと何にも出来なくてね」
懐かしそうに語る修一。
もう戻らない過去を思い返す表情は穏やかです。
親が居なくなったのは梨沙が小学生の時なのに、おむつを替えたりしていたという事は昔から親は修一に梨沙の世話をよくさせていたのかもしれません。
目に入れても痛くない大切な妹。
くすくすと笑うマリアに、「おかしい?」と尋ねる修一。
「いえ。…私のお兄ちゃんも、そう思ってるんだろうなぁって」
「……」
「お兄ちゃんやるのも大変なんですね」
「……そうだね」
「だから、お兄ちゃんが困った時…今度は私が助ける」
もうこの時の修一の表情がね…。
あの瞳はずるいです。張り詰めて、今にも泣いてしまうんじゃないかと。

自分が失ってしまったものが目の前にある。
兄妹とても仲が良くて、兄は妹を、妹は兄を想ってる。
自分達も昔はそうだったのに、とても似ていたのに、自分達の方だけ変わってしまった。
その理由の答えは、自分が糾弾した健吾の行動にある。
『お兄ちゃんが私の為にしてくれた事だから』
健吾と話した時、「もし僕が同じ立場なら、僕もきっと貴方と同じ事をしますよ。でももし貴方が僕の立場だったら?黙って妹を差し出せますか?」と問い掛けた修一。
その言葉は間違っていません。健吾も分かりません、と答えました。
ただ、「貴方と一緒に居ても、梨沙は幸せになれないと思います」とだけ言った健吾。
健吾が正しいとか修一が間違ってるとかそういう訳じゃない。人間は皆エゴの生き物で、健吾も修一も所詮は兄としての自分の為にしている行動でしかない。
ただ、同じ兄でも健吾は妹の幸せだけを願い、修一は妹と自分が一緒に居る幸せを願った。
修一に無くて健吾にあったものは、何でしょうね…強さかな。
健吾には妹の為なら自分の事は二の次にしてしまえる強さがあった。それは優しい母が居て、離れても自分の事を想っていた父が居て…複雑な家庭環境でも、健吾は沢山のものに恵まれていた。献身出来るぐらい自立していたんですね。
その点修一は、両親に捨てられ、肉親は妹だけで…それを守る為に若い時分から色んなものを犠牲にしてきた男。妹で自分を保っているような所のある、弱い兄だった。妹を愛しているという気持ちは同じだとしても。
黙り込む修一に、「どうしたんですか?」と問うマリア。
「ああ、いや…小さいころに妹が…そんな事言ってたなぁって、思い出してね」
「…仲良いんですね」
も、もうやめてええええ修一のライフポイントは0よ!
言われた時の、叱られた子供みたいな顔が切ないです。
「じゃあ」と動揺しながら立ち上がる修一へ、「もういいんですか?…また、いつでも」と声を掛けるマリアに、ゆっくりと振り返り…
「…もう、来ません」
このドラマ中一番優しい声と表情だったと思います。
なんて悲しそうな微笑みや…(号泣)

そして病室を出るとあのオトした看護婦さんが。
「あなた…!」と驚く看護婦さんに、「マリアちゃんって、面白い子だね。…じゃあ」と微笑んで去っていく修一。
あんな事の後なのに全く関係ない事言って微笑んで去っていく男…看護婦さん混乱だよ!そんなミステリアスな素振りで、また引っ掛かっちゃうよ!(えっ)

屋上で夜風に吹かれる修一。
梨沙に電話を掛けますが、梨沙は失意の中出る気力もありません。
放置して、病院を抜け出した後にバスの停留所で改めて留守電を聞く梨沙。
どうでもいいけど病院の管理杜撰じゃね?

『梨沙?…電話に出てくれないんだね』
この電話に出てくれないんだね、の言い方が絶妙に優しくて寂しそうで、何か声優の着ボイスとかで配信されてそうだなと思いました。どうよ?(お台場に向かって)

『覚えてるか?前に…頼むから死んでくれって言ったよな。 お兄ちゃんが梨沙にできる事ってそのくらいかなぁ。 お前が居ないと、生きられないからさ。 だから…』

『じゃあな』

迷子みたいな顔で、鉄柵の外をぼんやりと歩く修一。
もうどうしようもなくなっちゃったんですね。
まるで過去の妹のような純粋なマリアの想いに触れて、梨沙の言った通り自分が根本的な部分で変わってしまった事も、それが梨沙を変えてしまった原因だという事も気付いてしまった。
でも過去には戻れないし、やり直すにも自分が与えられるものなんて何もない。
気持ちさえあれば、傍に居るだけで得られるものもある。けどそれも離れてしまった。
そんな静かな絶望と後悔の中で、思いつめて自分に包丁を向けてきた梨沙と、「頼むから死んでくれよ」という台詞を思い出したんでしょう。
お兄ちゃんとして梨沙にできる事ってそのぐらいかなぁ、って本気で思ったんでしょうね。
それで事も無げに「お前が居ないと生きられないからさ」とか言っちゃう。
それほどまでに梨沙が愛しくて、大切で、かけがえのないものだった。だから、『じゃあな』。
「元気でやれよ」みたいな口調で言い残して、穏やかな表情で、飛び降りるというよりまるでふわりと浮くようにあっさりと死を選ぶ。

本当に、この後の展開も含めまるでクラゲみたいな男でしたね。綺麗だけど、ふわふわと漂うばかりで脳がない。(笑)脳がないという訳ではないですが、傍から見れば馬鹿な男じゃないですか。でもクラゲが脳が無いからって、感情なんか無いっていうのはあくまで人間の常識から推測した事でしかない。「あるかもしれないじゃん」という梨沙の言葉通り、そんなのクラゲにしか分からない。
少なくとも人の目を楽しませたり、落ち着かせたり、癒したり…流れ星に例えられたり。そういった事にクラゲの行動理由も過去も未来も関係ない。意味があるんだよ、修一さん(涙)
しかし一話で梨沙が踏み切りに入り、最終話で修一が屋上から飛び降りる…こんなドラマの兄妹がかつて居たであろうか。

そしてこっから怒涛の展開です。
どうなるのかと思えばここで一年後とは!いいですね~好きですよこういう無駄を省いた話の早い構成(笑)
マリアは無事高校生活に復帰、作ってた作品が入選。先生にも会いに行ってます。お母さんも元気そうで、健吾は配送業者か何かで相変わらずイケメンを無駄にしながら生活中。
梨沙は熱帯魚屋?の店員で穏やかな日々を過ごしてるようです。これも吊り橋効果みたいなもんですかね、追い詰められてる時に救いになった魚が本当に好きになったんでしょうね。
関係ないですがクマノミ見つめる少年に「約束したんだ?」と訊いて「うん」という返答に笑う梨沙の、鼻にちょっとシワを寄せる笑い方が吾郎さんに似ててキュンとしました。兄妹づいてるやん…?

そして仕事後、梨沙が穏やかに「おい。何やってんだよ」と言いながら近付いた先には…もずくううううーーーー!!生きてたーーーーーー!!(全視聴者の叫び)
花を見つめながら優雅にティータイムを楽しんでいた様子。
「おお、梨沙」じゃねーよ!バカバカもずくのアホ!べ、別に泣いてなんかねーし!(古典的)
慣れた様子で車椅子を押す梨沙。
一年ですからね。二人の間に流れる空気が見違えるほど穏やかです。
修一が飛び降りて救出されて一緒に居るって梨沙が言ってこの生活に慣れるまでの一連の流れが死ぬほど見たい。
飛び降りて、片方の足がボキィィッて折れて、でも生きてて、風俗店の怖いお兄さん達にボッコボコにされた時みたいにもがき喘ぎながら「あれ…生きてる…」と激痛に朦朧としつつ「俺ってホントダメだなぁ…」と薄ら笑ってる内に通行人に発見され、「オイ大丈夫かアンタ!」って感じで救急車呼ばれて搬送される時に留守電聞いて戻ってきた梨沙が騒ぎを見つけて駆けつけて、「家族です!」って一緒に乗り込んで「梨沙…?」と朦朧としつつ修一が呟くと梨沙がどっと泣き出して「何馬鹿な事してんだよ…!ふざけんなクソ兄貴!」みたいな感じで涙ながらに言って、それを見て修一も静かに涙…みたいな(なげーよ)
とりあえずさっき気持ちが離れてなければ得るものもある、なんて事をムニャムニャ言いましたが自分が生きてる事で梨沙に与えるものがあると思えるような、そんな少し二人の心が歩み寄るシーンがあったと思うんですよね。
そして梨沙が修一の世話を自分がするって言うシーンとか絶対感動するよ、涙なしには見れないよ!
超見たい!スピンオフ!スピンオフ!(アンコール!のリズムで)

梨沙が腕を支えてリハビリしながら、穏やかに会話する兄妹。
「どう?大分歩けるようになったろ?」
「…まだまだでしょ」
「…ごめんな。迷惑かけちゃって」
「別に。…今始まった事じゃないし」
「あタタタタ。きついお言葉」
ああ…今まで二人の間にあった緊迫感とか悲愴感が消え失せている…。
修一にとっては勿論妹と過ごした一年間はもう人生の中でも一二を争う幸せなひとときだったと思うんですが、梨沙にとっても、修一との一年が健吾との契約結婚があんな終わりを迎えて失意の底にある精神状態の救いになってたんじゃないかなあと思います。
一度自分の為に死にかけた兄を目の当たりにして自分がしっかり面倒見なきゃと覚悟したら、逆にストレスで寝込むなんて事もなくなって安定したんじゃないかなと。

きついお言葉、と言った後、ちょっと伺うように梨沙を見て持ち出す修一。
「梨沙の部屋さ…近所に公園あるか?」
「…何で?」
「…続きやろうぜ。」
「えっ?」
「自転車の練習。…乗れるようにしてやるって約束したろー?」
嬉しそうです。
何か梨沙にしてやれる事はないかなと考えて、乗れるようにしてやるって約束して練習したものの乗れるようにならないまま途中で終わってしまった自転車の思い出に「これだ!」と思ったんでしょうね。健気です。

「…覚えてたんだ」
「当たり前だろ。どんな自転車がいい?買ってやるよ」
忘れてる訳がない、という言い方です。
修一にとっては親に捨てられる前の人生がまるで昨日の事のように鮮明で、それからの人生はひたすら矢のように色んなものに追われながら生きてきた人生だったのかもしれませんね。
しかしそのままだとばかり思っていた妹は、自分の知らない所で成長していました。
梨沙にとってはとても輝いて、だからこそ辛い記憶。
「…もう、乗れるよ」
「えっ?」
「……もうガキじゃないんだから」
言い捨てて、荷物を取りに行く梨沙に、少し言葉の意味を反芻してから、フッと笑う修一。
「…そうだよな。…」
寂しそうな、それでも穏やかな表情。
私は涙もろさは普通レベルで、落語の少年が死んだ時も悲しみこそすれ瞳はカッサカサだったんですよ。いや、キーホールで見てたんで画質が酷かったというのもあるんですけど。
でもこのシーンで何故か初めて瞳が潤んでしまいました。
死んで寂しいとかじゃないんですよ。それはもう当たり前じゃないですか。でも普通に生きてきて、お互い寂しい思いをせずに済んだ未来もあったかもしれないけどそうなってしまった悲哀というかね。
この場合、梨沙の自転車の覚え方は梨沙にとって最高の覚え方だったと思うんです。出遭った好きな男の人と笑い合いながら乗れるようになるっていう。修一と一緒に乗れるようになるよりも。
勿論きっと修一と乗れるようになっても、それはそれで幸せで、二人の仲もまた深まったと思います。兄妹それなりに笑って楽しく練習して、少し二人の間にある遠慮とかが無くなっていたでしょう。
でもそれはもう叶わない上に、もっといい別の形で叶っている。
健吾との事は知らないにしても、「もうガキじゃないんだから」という言葉には、自分が一緒に過ごせなかった知らない妹の時間が詰まっている。
それを分からなきゃいけない。乗れるようになった事は喜ばしい事で、そしてそれを寂しく思う事は『妹のため』ではないから。
修一の寂しそうな顔にそんな風な感傷を覚えて、ぶわっと涙が…うう…もずく…(台無しな呼び方)

それから健吾の方にも梨沙の存在があちこちにまだ残っている、という描写が続きます。で、修一の服を洗濯しに行く梨沙。(正直な省略の仕方)
「いつも悪いな」修一兄ちゃんはモノトーンの服ばっか着てそうですね!あっ吾郎さんもか…
シーツの上にクラゲのキーホルダーを落としていく梨沙。
クラゲといえばアイツですよ。ましてや修一は勘がいいですからね。
何とも言えない表情でそれを見つめる修一。
梨沙が健吾に惚れた理由も色々あって分かってるでしょう。もう邪魔する気持ちもない。でも「アイツんとこ行けよ☆」なんて自分のキャラじゃないし…。みたいなね。

この後婚約者と一緒に笑い合う健吾達を見つけて、少し悲しそうに、それでも良かったねって感じで一人微笑む梨沙の表情がものすっごい綺麗でした。
もうその場に居たら問答無用で抱きしめるレベル。今すぐ兄貴駆けつけて抱きしめてやって!とゴロゴロ床を転げ回りました(兄貴は病院です)
その後もう閉館した展示会場に一人で見に行って、その作品とタイトルを目にする梨沙。いいシーンだなあ。
そして足音がして健吾!?と思ったら先生でした。
何かこの先生と梨沙の関係は男女の友達って感じでいいですね。恋愛関係には発展しないこの感じ。

周囲は二人に幸せになればいいのに、って感じでやきもきしてるんですが、当人達はまったくマイペースでスルーです。登場人物の殆ど全員が二人に再び会うように勧めてんのにね!
そんな二人のキューピッドになったのが我らがもずくですよ。
「最後に修一は一つ良い事をします」というスタッフのネタバレがありましたが、まさにって感じですね。

病室に戻ってきて、寂しげに夜空を見上げる梨沙の背中を見つける修一。
腕を支えてくれる梨沙に、「今度こそさ、ちゃんと働くから」と切り出します。
が、「もう聞き飽きたよ」とつれない返答。
真剣な声で「ホントに、仕事探すから。…取りあえず、退院したらさ」と続けるのを遮って「いいよ」
「…えっ?」
「そんな身体じゃ仕事出来ないだろ。…しばらくウチ泊まれよ」
この時、口を引き結んでちょっと感動したっぽい修一がカワイイです。
「コーヒー買ってくる」と席を外す梨沙の背中をちょっと切なそうに見つめた後、「よしっ」て感じで梨沙の鞄をガサゴソやる修一。
リアルタイムで見てた時はBGMのせいであらら~またやっちゃう?またやっちゃう?という感じでした。キーホールで見てたんで細かい表情とか分かんなかったし。
実況でも「もずくwwww」「クズすぎるwwwww」「死ねええええええ」と大反響でしたよ☆
私も流石もずくさんッ!そこにシビれる憧れるゥ!という感じで見ていたんですが、とんだ誤解でしたね。
記帳された涙ぐましい貯金の記録と、裏面のある部分をどこか切なそうに見つめる兄ちゃん。

そしてこの後今回一番の衝撃の展開が!
おそらく次の日の朝、いつも通り見舞いに来たら退院したと言われる梨沙。だってさっきのシーンは夜でしたからね。あの後通帳こっそりくすねといて、コーヒー買ってきた梨沙と何事も無かったかのように会話して別れたんでしょうね。もずく…恐ろしい子…!

病院玄関から門の所まで松葉杖使って歩く修一。改めてスタイルいいわぁ…
門を出た所で、ちょっと悪い事したかな?という感じで病院の方をチラッと見ます。
そして松葉杖を石垣に立て掛けると、前をすっと見据えてスタスタと淀みない足取りで歩き出っ…歩い…歩いた!?
もずくが…もずくが立った!!(全視聴者の叫び)
超颯爽とした堂々たる歩きです。
思わずユージュアル・サスペクツwwwwwってツイッターに呟いてしまいました。
多分梨沙が仕事中の時とかに一人でリハビリしまくってたのかもしれませんね。踊る大捜査線の劇場版1の青島みたいな。
でも心配したり甲斐甲斐しく世話してくれる梨沙が嬉しくて、まだそんな良くなってない感じで居たけど展覧会のお知らせをキッカケに梨沙が最近寂しそうで、でももう俺大丈夫だからって言うにも今更実は歩けまーす☆とか言えないし…みたいな。
いや颯爽と歩いてるフリしてまだちょっと痛いけどやせ我慢してる、とかでもカワイイな。
しかし大胆な方法ですよね。
確かにコツコツ返す為に貯金していた健気な梨沙の事を分からせられるし、相手は返そうと思うだろうから後は頑張んな、みたいな。貯金に手付けてないって事は入院費は車売り飛ばした金あたりから捻出したのかな?もずくさんマジかっけー。
鞄探ってショック受けて落ち込む梨沙は可哀想ですけどね。
一人で妹の願いを叶える為に歩き出した修一の姿は、そのまま修一の自立を表しているのかな。

ポストに入ってた通帳をお母さんが発見。朝に出発して夕方には届いていたと。仕事速いぜ兄貴!
記帳記録を見た健吾の「何でこんな…」って感じの表情がいいです。そして裏面の、兄ちゃんも見たクラゲシールを発見する健吾。
これはもう愛がとまらないでしょうよ…(目頭を押さえながら)

そして兄ちゃんのラストカットです!
すげー人ごみの中、横断歩道を渡りながら携帯電話で話す修一。
「あーもしもし。元気?久しぶりー。うん、しばらく海外に行っててさ。久々に、君の声が聞きたいなあと思って。…ホントだよ。 今から会えない?」
当初からその見た目でヒモになればいいヒモになればいいって言われていた兄ちゃんですが、最終話にしてとっくにその手は講じていた事が判明。
海外に行ってて、でコロッと騙されるって事はもう素性からしてウソついてる感じですね。でも正直に話してもオチる人はいっぱい居ると思うよ☆(あえて性別は限定しない)
でもやっぱり修一はクラゲっぽいなあ。
このカットも人の波を漂ってるじゃないですか。
人に愛されながら、ふわふわふわふわ。
きっと修一はこれからも、どこか寂しい気持ちを抱えたまま生きていくでしょう。妹に依存していた自分は死んでこれからは新しい自分で~、なんてそう簡単に切り替えられるものじゃない。反省して妹の幸せを願えるようにはなったけど、それを寂しいと思わない程強くなった訳でもない。妹ともう会わないと思ってる限り女の人にチヤホヤされても、にゃんにゃんしても心の底から幸せにはなれないでしょう。
でもその翳りがまた色んな人の心を誑かすんだろうな!
雑踏に紛れていく修一の背中に、そんな何とも言えない哀しさと愛しさとエロさを感じました。(最後)

そしてスタッフロールが流れた後に二人が再開するという粋な演出!
青い光がまた綺麗ですねー。
「あんたんちのクラゲ元気?」
「ん?…もういないよ」
「えっ?」
「水族館に全部引っ越した」
「そうなんだ。…今頃寂しいって泣いてんじゃないの?」
「…クラゲには脳が無いからね。寂しいとか悲しいとかそういう感情は無いんだよ」
「それ前に聞いた」
そうだね…今頃寂しいって泣いてるかもよ梨沙…(笑)

そしてもうこっからは流石の私も号泣です。(流石というほど強くもない)
「外出たら見えるかな?」って梨沙が言ってからの健吾が、もう覚悟決めたのか物凄い真剣な表情でね。初めて見せる表情でした。
正直このシーンまで竹野内豊ナメてたね。
これまでもカッコイイとは思ってましたよそりゃあ。朴訥な表現がすごく上手いと思ったし、あの間を持たせられる雰囲気とか、言い方とか笑顔とかね。
でもカッケー!って興奮するこれまでの感じじゃなくて、本気でドキィィッとするあの感じ。(わかんねーよ)
もう梨沙を見つめる顔と目がマジなんですよ!本気でこう、迫ってる訳ですよ!あの男らしさってのはドキーンとしますね。
吾郎さんはな…見つめるより見つめられる方がしっくりくる人だからな…(笑)

そして「前に聞いた」という梨沙に、たまらず目を閉じて抱きしめる健吾。
「帰ろう。……帰ろう」
一度目は囁き気味に、二度目はハッキリと。
そしてこれに対する梨沙の返事が!
「うん」って!もう涙声なの!もう駄目可愛すぎる誰かティッシュ持ってきてあああああ(可愛さに号泣)
そしてありったけの愛しさを込めて抱きしめ合う二人。
で、ほっぺに!ほっぺにチューですよ!
もうね、イメクラで働いてたのにほっぺにチューっていうこのギャップがイイ!!超萌える!!
そしてこの後はもー提供バックまでずっと二人でイチャコラしてます。お前らずっとそうしてろ!(心からの祝福を込めて)

はー萌えた。いいドラマだった…
修一も離れていったとはいえまた妹と会って欲しいね。でないと何か修一だけ一人破滅していく気がする。妹の顔時々見れたら精神も平和だと思うんだよな。
健吾も通帳のくだりで、ふっと笑みを漏らして「…そっか」って言ってたし今度は良好な関係を築いていけると思う。あの弱い人間性を目の当たりにして、その上で今回梨沙を助けるみたいな事をしたのを知って驚きと喜ばしさを感じたのかも。

だからアレだ、街中で偶然健吾が修一を見つければいいじゃんね!
【※以下妄想注意】
晴れて梨沙が健吾家に戻ってきて、改めて結婚し直して幸せな生活を送る中で「あの兄貴どうしてんだろねー」みたいな話がたまに出る。梨沙も何だかんだ心配そう。そんな中でボッコボコにされて路地裏に捨てられてる修一を発見する健吾!(Mの悲劇?)
連れて帰ろうとする健吾に「梨沙には言わないでくれ、会えない」と拒絶する修一。何故かと健吾が問うと、また会えば妹を傷つけてしまうかもしれない、依存してしまうかもしれない自分が怖いと逃げようとする修一。
とりあえずそれを押し留めて、先輩の家にお邪魔して手当てさせてもらう健吾。
梨沙も心配していると説得するが修一ははぐらかすばかりで要領を得ない。お節介な千鶴も交えて話を聞く内に破滅的過ぎる修一の生活も露見し、呆れ果てる三人。
しかし手当てを終えて、よろめきながらも礼を言って帰ろうとする修一を送っていく道すがら、健吾の朴訥ながらも根気強い優しさに触れていく内に次第に修一の危うさ、人間としての弱さが暴かれていく。
同じ歳の離れた妹を持つ兄として、親に複雑な想いを抱く人間として覚える共感と、どこか不安定で頼りない修一へ抱く放っておけないという焦燥感。
また、修一はやはりどこか梨沙に似ていた。
修一が別れを告げて離れて行こうとするその時、健吾は咄嗟にその手を掴む…。

どうよ?(どうよと言われても)
まあこんな展開本当にテレビでやられたら「えっどうしちゃったのフジテレビ」と思う事請け合いですけどね。
健吾と修一は同じ兄という立場でも頼りになる度合いが天と地ほど差があるので、いっそ修一も健吾の包容力で包み込んでもらいな!と思ってしまったばかりにこんな事に。
で、修一が梨沙と再開した後は修一とマリアが超仲良くなっちゃって、二人で遊びに行こうとか言い出して健吾と梨沙が「おいおいおい」って止めるの。
で、四人で遊びに行くんだけど結局妹二人で仲良くアクセサリーショップとかまわり出しちゃって健吾と修一で何これデート?みたいな妙な雰囲気になってマリアと梨沙にからかわれるの。
こんな未来が来ればいいですね。
とにかく槇原修一という役はとても好きでした。
物腰柔らかで飄々として、でも弱くて破滅的でね。
優しすぎるという事なので、案外動物モノの映画とか観て号泣して梨沙にドン引きされたりしたら可愛いなと思います。
こういう事言い出すと止まらなくなるんだな(笑)
余談ですが、修一の飛び降りるシーンでFlyのPV思い出したって感想を見かけたんですが、歌自体も何かそれっぽいなと思ってます。是非聴いてみてくださいw

という訳でご来訪頂いてる皆さん、いつもくどい長文を読んでくださってありがとうございます。今年もよろしくお願いします。イエーイ!
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非公開コメント

ありがとうございます

めちゃくちゃ感動しました~偶然見つけて立ち寄ったのですが私の思いが全て文章にされていて感激 修一兄ちゃんで一本作ってもらいたいくらいです ありがとうございます

ヒモ、車を買う

>gorokomiさん
おお、そう言っていただけるととても嬉しいです!一般から外れた感想かな?と常に自分の視点を疑いながら書いてるので(笑)
もしあったらすっごい変わった面白いドラマになりそうですよね。吾郎さんも今年は演技の幅を広げていきたいって元旦から言っていたので、スピンオフだろうが何だろうがとにかく吾郎さんにしか出来ない、余韻と味のある演技を見せてもらいたいなあと思います。
コメントありがとうございました!

初めまして。そして感動しました。

初めまして、黒ごまと申します。
実は以前から何度かブログを拝見させて頂いております。

『流れ星』のもずくは、現時点では吾郎さんの中で一番好きなキャラなので、流れ星関連の記事を読みました。
きみしま様の文章は、毎回丁寧で奥深い考察が書かれていて、国語が苦手な私はとても助かります。

特に、修一が破滅的で可哀想な人であるという考えは、
「なるほど、クズというより時の流れに取り残された哀れな大人か。借金とかも、苦難のあまりどこかで道を間違えちゃったのか。」
と納得し、また改めて共感致しました。
私も、マリアとの会話を見る前までは、
「寂しがりやなのは分かるが、でもやっぱりもずくうぜぇw(褒め言葉)」
と思っていたので。

そう考えると、吾郎さんの役は結構人間の深層心理を突いた役柄が多いですね。ブルドクターの名倉先生とか、陰陽師、Mの悲劇、心療中とか。
ちなみに私は心理系シリアスドラマが一番好きです。

また『流れ星』を見てみようと思います。(3回目)

SMAP曲「FLY」も、考えてみたら修一さんそのものな感じがしますね。
以前きみしま様が書いていらっしゃった「真夏の脱獄者」のゴローパートも似ていると思います。
それから歌い方的に「天使のかけら」とか。
キムゴロが活躍するSMAP曲の吾郎さんパートって、大体影があってか弱くて儚いですよね。(←そこが萌え。)

これからも頑張って吾郎さん関連のブログを書き続けてください。
心から応援しております。


実況とかでももずくの一般定着率が結構すごい

>黒ごまさん
ブログにコメント承認機能というものがあることにさっき気付きました…遅い返信で非常にすみません…
過去の記事とか読み返すと恥ずかしさに顔を覆ってイヤー!って駆け出したい気持ちになるんですが、こうして読んで頂けてありがたいコメントを貰えるとそれが癒やされますありがとうございます。
もずくはいいキャラクターでしたよねー。私も五指に入るぐらい好きです。他でこういうキャラクターあんまり見たこと無いですし!
まあ普通にクズなんですが(笑)、他人に与える損失のぶん自分に返ってきても「仕方ないか」ってあっさりくたばりそうな脆い感じがあって、根っこの部分で悪気が無さそうなシンプルさがある気がするんですよね。
どうしようもないんですけど、でも可哀想だなこいつ…っていう。そこにつけこむんでしょうけどw
本当に、見ていて思わず考えこんでしまうような役柄が多くてホクホクです。これからもどんどんそういう役を演じていって欲しいですね。
そして別件でコメント下さった雑誌についてですが、非常に申し訳ないんですが雑誌自体が何だったか全く記憶にないんですよね~(´・ω:;.:...
ガイドだったかジョンだったかライフだったか…とりあえず健吾がマンションから梨沙に引っ張られて立ち去る(?)のを、階段の上から見下ろす修一の写真が載ってたんですよ。下から見上げたアングルの。
画像保存してたような気もするんですけど探しても見当たらず…お役に立てず面目ありません。
色々ダメなブログを読んで頂き感謝感謝でございます!コメントありがとうございましたー!
プロフィール

きみしま

Author:きみしま
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